・簿記3級って難しい?
・簿記3級って誰でも取れるって聞いたことがある….。実際どうなの?
この記事では、このような疑問を解決。
簿記3級の難易度と誰でも取れる資格では無い理由を紹介します。
“筆者”
この記事でいう簿記3級は、日商簿記3級のことです。
目次
初めに、簿記3級の難易度を紹介。
業種・職種にかかわらずビジネスパーソンが身に付けておくべき「必須の基本知識」として、多くの企業から評価される資格。 基本的な商業簿記を修得し、小規模企業における企業活動や会計実務を踏まえ、経理関連書類の適切な処理を行うために求められるレベル。
日本商工会議所 より引用
簿記3級のレベルはこのように定義されております。
“筆者”
直近10年間の最低合格率は27.1%、最高合格率は67.2%、平均の合格率が47.2%です。※受験者データをもとに弊社で算出
日商簿記3級の合格率は概ね40~50%ですが、回によって変動します。ユーキャン 簿記3級って難しい?合格率や試験概要を解説【2023年最新】より引用
ユーキャンの記事によると、簿記3級の合格率は50%前後。
10人中半分近くは受かるという計算なので簿記初学者の方でもしっかり対策しておけば問題なく合格できるでしょう。
ちなみに、上位資格である日商簿記2級の合格率は20%前後。さらに難しいです….。
その難易度の高さから諦めてしまう人や挫折してしまう方も多い資格ですが、日商簿記2級の強さはピカイチ。簿記3級を取った後にぜひ勉強して欲しい資格です。
簿記3級取得までにかかる勉強時間
簿記3級取得までにどれだけ勉強したらいい?
少なくとも100時間はかかります!
簿記3級に合格するためには、100時間程度の勉強時間が必要です。
ただし、簿記の予備知識があれば、100時間よりも短い勉強時間で合格できる可能性があります。たとえば、商業高校出身の人や経理業務経験者は、ある程度学習経験があるためスムーズに勉強を進められるでしょう。
ユーキャン「簿記3級の勉強方法と必要な勉強時間を解説」より引用
ユーキャンによると、100時間程度の勉強時間が必要であるとのこと。
もちろん簿記3級取得にかかる勉強時間は人それぞれ。これ以上時間がかかってしまう方もいれば、さらに少ない時間で合格できる人もいるかもしれません。
“うさ”
・簿記3級の合格率は50%前後。
・簿記3級取得までにかかる時間は100時間近く。
・誰でも受かるわけではない!舐めてると落ちる!
体験談。簿記3級取得が難しい理由。
簿記3級の難易度と合格率がわかったところで、簿記3級の取得が難しい理由を紹介していきます!
“筆者”
ちなみに、筆者は簿記3級をFラン学生時代の時に取得しました。いわゆる有名大学卒・天才ではありません…
- 基本を学ぶ機会がほぼない。
- 専門用語が多く難しい。
- 計算問題が9割。一夜漬け・暗記だけでは合格できない。
- 1問でも間違えるとその後の解答も全滅。
簿記3級が難しい理由はこの通りとなっております。
続けて深掘りしていきましょう!
基本を学ぶ機会がほとんどない。
まず最初の理由がこちら。
簿記3級は基本を学ぶ機会が少ないです。
商業高校や商学部の大学に通っていなければ、簿記に触れる機会はほとんどないと言っても過言ではありません。
そのため、商学部以外の大学生・社会人になってから独学で勉強しようとしても、基礎を教えてくれる先生や講師がいなければなかなか頭に入りにくいです…。
“うさ”
英語やパソコンなどは小学生から触れている人も多いよね。簿記は基本から学ぶ機会がないから独学は難しい….
簿記3級は専門用語が多いから難しい。
また、簿記3級は専門用語が多く、初学者にはなかなか理解しにくいです。
下記の各取引について仕訳しなさい。
期首に取得原価¥300,000、帳簿価額¥180,000 の備品を¥200,000 で売却し、代金のうち¥60,000 は先方振り出しの小切手で受け取り、残りは月末に受け取ることとした。なお、減価償却の記帳は間接法によっている。
資格の学校TAC より
上は簿記3級の問題例です。簿記を学んだことがない方は全くわからないと思います…。
“筆者”
このような専門用語も数多くあり、簿記3級は難しい資格であると言っても過言ではありません。「ネットで簡単だと聞いた…」「合格率50%だから余裕でしょ!」と舐めていたら痛い目を見ますよ!
この記事では深く解説しませんが「買掛金」「先払金」「繰入商品」など….簿記にはいろいろな用語があります。
計算問題がほとんどだから難しい。
さらに、簿記3級は計算問題が99%。
そのため1つの解答を間違えてしまうと後の回答も計算がズレて一気に点数が削られてしまうので、試験中もかなりの集中力が必要です。
“うさ”
計算には電卓が使えますが、試験勉強中はもちろん試験当日もかなりの集中力が必要です
英語や歴史など暗記がメインの勉強もありますが、簿記は知識を暗記するだけで簡単には合格できる資格ではありません。
先ほど紹介したように、簿記3級を取得するためにはたくさんの勘定科目を覚えて、どの仕訳をするのか判断して、電卓を使って計算して…と、とにかく試験中にやるべきことが多いです。
資格の学校TAC「簿記3級ってどんな問題が出るの?過去問は?実際に問題を解いてみよう!詳しい解説付き!」 より出典
ちなみに、こちらが簿記3級の解答用紙の一例です。
一つ一つ計算しながらこの表を埋めていくので、一つでも解答を間違えてしまったら計算が狂ってしまい、他の回答も間違いとなり、多くの点数を落としてしまいます。
“うさ”
部分点もありますが、簿記3級は本当に1問の間違いが命取りです。
【舐めてた】簿記3級は独学で取るには普通に難しい資格です。
繰り返しになりますが、簿記3級は普通に難しい資格です。
専門用語も数多くあり、計算問題が99%なので1つの解答を間違えてしまうと後の回答も計算がズレて一気に点数が削られてします。
“筆者”
多くの専門用語があり、覚えることがたくさんある簿記3級を独学で学ぶのはかなりハードなため、効率よく簿記を学びたい方は、通信講座を使ってみることをオススメします。
・自分の勉強方法で合っているのか、不安だ。
・簿記の勉強を一度は挑戦したけど挫折してしまった。独学はもう厳しい。
という方は「クレアール」を使った簿記学習がオススメです。
「クレアール」は完全通信制の簿記講座。スマートフォンやパソコンがあればいつでもどこでも資格学習ができます。
また、講義でわからなかったことは、メール・電話・スカイプで質問できるので、簿記を初めて受ける方・独学で挫折してしまった方にもピッタリです。
参考書代はかかりますが、簿記の資格を取るメリットを考えれば安いもの。将来の自分への投資だと思ってやってみるのもありですね!
挫折して諦めるか?プロから教わるか?
まとめ。簿記3級はしっかり対策しないと落ちます。
- 簿記3級の合格率は50%前後。
- 取得のための勉強時間は平均100時間越え。
- 計算問題がほとんど。暗記だけでは合格不可。
- 専門用語が多い。
- 独学は難しい。
今回は、簿記3級の取得が難しい理由を紹介しました。
合格率は50パーセントとあり、合格するのは簡単に思えますが、10人中半分は落ちていると考えるとしっかり対策を取らなければ合格できない資格ということがわかります。
“うさ”
ネットを探せば「3日で取れた」「1週間で余裕!」というような天才も一部いますが、そのような声は気にせずに自分のペースでコツコツ勉強していきましょう!
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。
・自分の勉強方法で合っているのか、不安だ。
・簿記の勉強を一度は挑戦したけど挫折してしまった。独学はもう厳しい。
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うさ